Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

2つの船型から初級者用の艇をアドバイス:

着替えて艇庫に下に行くと、後輩のT大2年生が1X艇を出してリギングしようとしている。新人戦に出るとのこと。整備しようとしている艇は、おやじがHCをしていた1994年に購入したSykesのMould 20(Ultimate、幅25.8cm) http://www.sykes.com.au/products/BOATS/_Scull_Sizes.asp。この艇は濡れ面積を最小にするために半円形の断面形状をしている上に幅が細い。従って、技術的にエリート級のスカラーが漕げば持ち前の性能を発揮するが、初級者スカラーでは乗りこなせない。選択可能なもう一つの艇で、同じく1994年に購入したEmpacherのMould K13(h幅27cm)http://www.empacher.com/rennboote/1x_K_e.htmlを使う様に助言した。Empacher艇は幅が大きめで底が平らなので安定性が良い。安定したバランスの中で漕手の力を100%ださせることを主眼にしてデザインしている様だ。彼は助言に基づき、この艇で新人戦に臨む模様。

1X夜間乗艇:

今日は東の風3mで、少し波がたっていた。何時もの通り、12km漕を行った。漕ぎ出すとストロークコーチが作動しない。いつも付けっ放しにしているので、接点が通電不良を起こした様だ。1周回ったところで付け直したら正常に作動した。2周目からタイムを計ったが、残り3周したところで47分30秒、やはり3mも風が吹くとタイム落ちが酷いようだ。次回はもう少し風の弱い日に漕ぎたい。

後輩に艇整備アドバイス:

乗艇練習を終え、揚艇すると、艇庫の中で4+艇が置いてあり、後輩の2年生が艇の整備をしている。彼らも新人戦に向け、今日から始動したのだ。先日の10月3日のログバックステーの詳細と調整要領 - おやじスカラー戸田便りにも書いたが、前に見たときはバックステーの伸縮部パイプに切れ込みが入っていなかった。今回はチャンと切れ込みを加工したか、確認したしたところ、アドバイスに基づいて今回、加工している所だと言う。見せてもらうと切れ込みが3cm程度と短かったので、5〜6cm程度切れ込みを入れたほうが確り固縛出来ると助言した。ついでに金ノコの使い方も指南した。

また、ストレッチャーボード下側を固定するアングルピースの固定ボルトがボードに減り込んでガタガタになっていたのを見つけて、修理しようとしていた。これも修理方法をアドバイスした。何れにせよ、今回アドバイスしたことがキッカケになったのだと思うが、下級生の彼らが取り組んでいる姿をみて、徐々にこのクラブも良くなりつつあるということを実感出来た。
後輩諸君が真面目に艇整備をする姿を見ることが出来、今日は気分良く艇庫を後にすることが出来た。
以上