残暑も無くなり、ボートの練習にモッテコイの季節になってきた。
秋が瀬往復:
ということで、10月は毎週末、荒川に出艇して秋が瀬往復する予定。今日は第1発目。クルーの方は、10数年ぶりに荒川でCOXをするというS60年入学のI谷君(右上の写真)と、6月の京大戦2000mレースクルーのメンバー。尚、#3漕手は所用あり、H4年入学のO野君が代漕してくれた。エイトでの秋が瀬往復は3ヶ月半ぶり。I谷君は本当に久し振りなので、荒川のハザードポイントを整調のおやじが説明しながら練習した。往路はライトパドル2分(SR21)+ライトワーク2分のインターバル。久し振りなので、ユッタリ漕いだ。でも久し振りのせいか、はたまた、順風のせいか?ややバランスが安定しなかった。それでもエイトは楽しい。
上の写真は秋が瀬到着後、折り返したところ。ブログに写真を載せて欲しいとの期待に応えて写真貼り付け。中年エイトで荒川往復するのは恐らくLBRCだけ。これが自慢
折り返し後は、キャッチ練習、フィニッシュ練習の技術練習を実施。(ラフコン水域を通過するのに丁度良かった。)技錬の後、パドル10本*2セット、静止スタート5本+10本、パドル20本(SR32)*3セットを実施。パドルの方は、逆風のおかげか?バランスはマアマア安定していた。
干潮時の浅瀬、揚艇時は注意すべし:
パドル練習を終え、笹目を過ぎると、今日もいましたウェイクボード!ここはまともに漕げないので、ライトパドルの2分漕で戸田橋まで行く。途中、T大の新人エイトとすれ違う。見ると干潮で浅瀬が広がっているのに岸寄りを漕いでいる。危ないので、大きな声で岸から離れて川の中央を通れ!と注意を促した。今日は気持ち良く練習できたので、意気揚々と揚艇の準備をし、分漕で岸にアプローチすると、何だか何時もより岸寄りを通っている。アレ!これは浅いんじゃないか?と呟いていると、COXの後ろの方でFinが川底の石か何かにゴツンと当たる衝撃あり。シマッタ!と思うのが後の祭り。プラスチック製のFinの先端に傷がついていた。COX,漕手共々、大反省!新人を注意しておきながら、自分がちゃんとできないじゃないか、何やってんの!という感じ。Finの方は、艇庫に戻ってから状況を観察。不幸中の幸いで先端の方が少し削れてザラついていただけだったので、修理職人もであるおやじ本人がカッターとサンドペーパーで綺麗に修復した。いずれにしても気をつけよう。今回は久し振りのI谷COXが、長年のブランクを感じさせない見事なCOXワークをしてくれたので、漕手の皆が彼を信頼しすぎて油断した様だ。揚艇時にCOXに頼りすぎて、気を抜いてしまったことが原因と分析。
LBRCメンバー用の1X艇整備:
乗艇練習後、当面LBRCメンバーで使用できることになった1X艇のリギング調整を行った。この艇はH16年度に購入したJ2ローイングセンターの扱っている中国艇。あまり使っていない様で艇体の方はピカピカの状態。ただ、持ち上げると練習艇ということで結構重い。(16kgありそうな感じ。)リギングは初心者に近い者でも容易に漕げる様に下記リギング値に設定した。
- スパン:160cm, オール(289cm)のInbdを88cmとし、オーバーラップは16cmと小さめにした。
- ワークハイト:B=18cm, S=16cm 左右ハイト差を2cmとした。
- カバー角:オールのブレードピッチを計測した上で合計で4度に設定。
- ストレッチャー周り:ボードの傾斜を42度に設定。
- Pin to Heelの値を艇体内側にマーキング(28cm〜36cmの2cm刻み)
自慢のストレッチャーボード改善案、実用上は不具合ある模様:
今日中に整備を終えたかったが、ローイングシューズをボードに固定するネジが歯抜けになって、靴が固定出来なかった。後でネジを調達して後日取り付けることにした。この中国艇、ハルはしっかりしている様だが、ストレッチャーのシステムが適当でない様だ。アルミプレート無しでボードの裏から直接ネジで靴を固定する様になっており、これが売りだそうな。(http://www.rowingcenter.com/Japanese/parts/stretcher.htm)しかし、ボードは木製であり、漕いでいる内にネジが緩んでくるのは避けられない。玄人スカラーなら時々チェックして増し締めするだろうが、一般の素人スカラーさんは、ボードの裏のでネジの緩みなど気がつかないと思う。(将来トップスカラーになる様な逸材なら話は別だが。。。)ネジが緩んだまま漕ぎ続けると、1本、2本とネジが外れてなくなり、最後は1・2本で固定した形となり、ボードの穴の中で緩んだネジが暴れて、もうボードのネジ穴がグチャグチャの状態になるという結末が待っている。(実際そうなっていた)とりあえずネジで固定して暫く様子見るが、ダメならボードごと取り替えて、アルミプレートシステムに変更することにしよう。
以上