Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

Head of of the Seta遠征準備(エイト)&本日の乗艇練習

oyajisculler2004-11-04

11月13、14日に瀬田川で開催されるHead of the SetaのエイトレースにLBRCクルーで出漕する。今回は現地でK大からエイト艇、R大からオールを借用することになっている。以下、LBRC内関係者への周知の意味で事前準備、現地での整備作業について纏める。

借艇する艇の事前調査:

現地で借用する艇について以下の点を事前に確認する。

  1. 艇の銘柄及び概略の船齢(今回は、古〜いエンパッハ艇とのこと)
  2. クラッチの様式はConcept製か?クラッチブッシュは13mmΦ(ブルー)でよいか?(今回は古いエンパッハ艇であり、クラッチは昔のエンパッハ製(円錐ピンか、角度調整プレートタイプ))
  3. ローイングシューズ及びシートの状況:要すれば、靴やシートのスペアを持参する(今回は、最近直前に新人がレースに使用した艇とのことでスペア不要)
  4. COX BOX用ケーブル及びスピーカーが艇についているか否か?無ければ、持参する(無いとのこと、確認済み)
  5. その他注意点の確認(今回確認したところ、#4、#5シートのバウサイド側レールの固定金具が壊れているとのこと)
  6. オールの銘柄・使用(今回はR大よりConceptのビッグブレードオールを借用)

持参するもの:

上記の事前調査結果次第で不要なものもあるが、持参すべきものは以下の通り。

  1. 工具一式(含む、アングルメーター、ハイト計など)
  2. 救命具、レーンプレート一式(HoSではレーンプレート持参不要)
  3. COX BOX一式(ケーブル、スピーカー、シートセンサーを含む)
  4. リギング記録フォーム

現地での整備作業:

  1. オールを借用する場合は、借用したオールの銘柄・仕様を確認。次に全長を確認して、インボードを調整する。(今回は、インボード114.5cmに合わせる)
  2. オールにシート番号を符番(ビニールテープを貼りマジックで書く)。次にブレードピッチを計測する。C2 Big Bladeのブレードピッチ計測要領はConcept 2のHP(下記URL)に記載の通り。計測したブレードピッチはシート番号の横に書き込むと同時にリギング記録表に記録する。http://www.conceptii.com/pdf/pitchmacon_bb0102.pdf
  3. 借艇した艇のリガースプレッド(84.5cm,不可なら出来る範囲で近づける)及びワークハイト(Sペア17.5cm, Bペア16.5cm, その他17.0cm), ヒールデプス(16cm)を調整する。
  4. クラッチ軸の角度は前傾0度にする。外傾は1度〜2度の範囲で調整。(出来る範囲で可)
  5. ストレッチャー位置(ヒールディスタンスd)を自分の適正位置に調整する。(d=30cm+(身長-180cm)/2程度)デッキにビニールテープを貼り、クラッチ軸からの距離を、26cm〜32cm程度の範囲でテープの上に2cmピッチで書き込む)
  6. レール位置を調整する。自分の適正なレール位置が分からなければ、レール後端位置をレール下のウェッジ板の後端に合わせる。(今回、#4,#5のバウサイド側のレールが故障しているとのこと、要修理)
  7. 計測したオールのブレードピッチに合わせて、クラッチ本体の前傾角を調整する。オールとクラッチ本体の合計ピッチが4〜5度程度にする。(エンパッハクラッチの場合は、C2クラッチと角度調整システムが異なる。調整方法を貸し出し元に確認する。円錐軸方式、或いは、角度調整プレート式か?)
  8. COX BOXのケーブル、スピーカー、シートセンサーを取り付ける。
  9. 全体を見回し、問題点が無いかどうかチェックする。
  10. ビニールテープを持って乗艇し、リギングの最終確認。ブレードピッチの微調整はビニールで補正。大きな調整を要する場合は、陸上で再調整する。

レース終了後、返却前の作業:

  1. 水洗いをして、汚れを落す。
  2. 持参したスペアパーツ、COX BOX付属品等を取り付けた場合は、取り外し、借り受け時の原状に復旧する。
  3. 貸し出し元に立会いの下に、所定の場所に返却し、確認を受ける。
  4. 持参した物を持ち帰る。

以上


PS:本日の乗艇練習
本日、1Xの夜間乗艇練習をした。毎週水曜日と決めているのだが、昨日は祝日で家族サービスも勘案し、本日に変更した。上の写真は昨日自作した警告灯をレーンプレート台座に取り付けたもの。本日は陸から見ていた東京ぼーっと塾のYNさんの話によれば良く光っていたとのこと。

ポンド4周59分切りを狙ったが。。。

  1. 60分は容易に切れることが分かったこと、また、先日ログで記載した通り、一発狙いでゆけば、おやじの実力なら58分台は出てしかるべきことが分かったので、本日からポンド4周(12km周回練習)の目標タイムを59分切りに切り替えた。
  2. 本日は西の風2m、順風のTTであればこの上ない絶好のコンディションであるが、周回で漕ぐため半分は逆風となる。従って、周回TT時の絶好のコンディションは無風であり、出来れば1m以下が良い。ということで周回TTとしては今一つのコンディションだが、「逆風が好き」と公言しているおやじとしては怯む訳には行かず、先ずはトライ。
  3. 本日は曇りの天気でやや気圧が低いためか、レート計の表示が殆ど見えない。いわんやタイムは覗き込んでも見えなかった。(やはりおやじも中年、老眼が少し始まっているのか?)
  4. 59分切りを狙うつもりで、レートは見えないが23以上をキープする積りで入る。(最初から飛ばせる様に岸蹴り前に1分程度エルゴでW.Upした)水中を頑張り過ぎると乳酸が溜まって後半辛くなるので、水中は程々に抑えて、リズム良く高めのレートをキープした心肺系に負荷を掛ける漕ぎを狙った。
  5. 途中、2周まではMY生命のスカラーが横を漕ぐが、59分切りを狙っているおやじについて来る気合の入ったスカラーはいない。ビュンビュン抜く。軽いリズムで結構調子が良い。途中微かにレートが見えるが23辺りの模様。1周目、2周目のターンでタイムを確認しようとレート計を覗き込むが見えない。(チクショー、TTやっているのに!)そうこうしている内に、ターニングポイントから10m程行過ぎてしまう。
  6. タイムが見えないで若干集中力が落ちてくる。加えて、さっきまでいたMY生命のスカラーがいなくなり、後半2周はポンドにいるのはおやじ一人だけ。まあ、揚がった時のお楽しみということで、レートは高めにキープすることだけは怠らず継続。
  7. さて、ラスト1周。今日は1周目から高めに入ったこともあり、ラスト1周も概ねコンスタントスピードで漕ぎ終える。最後にストロークコーチのスイッチを押し。時計を止める。陸からYNさんの「お疲れさん」の声が掛かる。(=練習には参加出来なかったが、律儀に着てくれたのだ。)
  8. 街頭の下まで移動して、タイムを確認すると59'55"。(なーんだいつもと同じジャン)入る前のロスタイムが5”はあるので、またもや59'50"であった。

回すときのロスを差し引くと59'30"を切ったところか?

今日は、タイムが見えないこともあり、ターン時にレート計を覗き込んだので、ターニングポイントから10m程度行過ぎてしまった。このロスが1ターン当たり20m、4回位同じことをしたので、合計20”以上はロスしたことになる。ということで、今日の実質のタイムは59'30"を少し切ったことにしておこう。次回は59分を切る。
揚艇してから、少しの間、YNさんと雑談。帰りに戸田公園駅まで車で送って貰った。やはり持つべきものは友。尚、来週はHead of Setaへの自艇持込で艇を移動するため、水曜日の12km練習は1回お休み。
以上