Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

本日の夜間乗艇

oyajisculler2004-10-06

本日、1Xの夜間乗艇を実施。先週末から昨日まで続いた長雨でポンドの水位が大分上がっていた。今日・明日は晴れの予報なので明日当たり水位が下がってくれれば良いのだが、この週末に大雨が降ると艇庫の中が浸水という可能性が無きにしも非ず。妙な予感が外れることを祈るのみ。右上の写真はT大A記念艇庫の奥の様子。先週まで艇庫の奥に使わなくなったウェイトの器具・ガラクタが散乱していたが、漸く綺麗に片付いた。今週末から気持ち良く使えそうである。ヨシヨシ。
本日は500m地点のゲートが空いており、2000mコースを3周した。相模湖レガッタの1000mレースに向けて、課題の静止スタートとレースレートの短漕を1周半行い、残りの1周半はSR20程度の低レートライトパドルを実施した。以下特記事項を記す。

スカルの左右ハイト差を20mm付ければ、ブレードピッチは左右同じで良い:

先月のプロコーチO氏の慰労会で、ここぞとばかりに彼から最新の情報を根掘り葉掘り聞きまくった訳だが、この中でおやじの大きな疑問であった左右のオールのブレードピッチを1度程差を付けないとB-side(上の手)のブレードが浮いてしまう、という現象を相談したところ、「それは左右のハイト差が少なすぎて、艇を傾けながら漕いでいるからではないか?、20mm以上付ければ傾きが減って、左右のブレードピッチを同じにして上手くバランスする筈」とのこと。9月22日のログで記載した通り、左右のハイト差を、現在、20mmとしているが、先週末漕いだ感じでは艇を水平に保って、左右をバランスよく押した時にフィニッシュでB-sideが少し下がる傾向を感じた。そこで、先週までB-side:3度、S-side:4度としていたブレードピッチを、今日からB-sideも4度にしてみた。この結果、左右均等に押し切った時にバランスよくフィニッシュでき、様々な改善が見られた。即ち、

  1. フィニッシュの突き離しが左右均等に決まるので、フィニッシュ時にブレードがクリーンに抜けると同時に、上体の無駄な力みが取れ、スムーズにハンズアウェーが出来る様になった。
  2. ハンズアウェーがスムーズに出来る様になったので、上体から力みが取れ、フォワードがリラックスできる様になり、フォワード時のバランスが安定する様になった。
  3. フォワードが安定・且つリラックスできることにより、キャッチ周りのブレードワーク、ボディーワークのコントロールが正確になり、エントリーからブレードの固定が改善され、水中の有効レンジが伸び、1本1本で出る艇速の伸びが改善してきた。

静止スタートの改善:

恐らく、上記のブレードピッチの修正(左右同じピッチとした)により、フィニッシュ周りのバランスが改善したためと思われるが、今まで不安定だった静止から3本までのブレードワークが安定し、安心して水中を強く押せる様になった。今日は、おやじが現役バリバリの頃の静止スタートの飛び出しが出来る様になってきた気がする。静止からハイピッチの漕ぎも、思い切り良く体を飛ばすことが出来、気分が良かった。

爆発的な筋力の発揮も準備が必要:

先週末、新人戦レースの終わった後、土砂降りの雨の中で静止スタート練習を行った。この時は上記のブレードピッチ修正前でややバランスが悪かったが、兎に角力任せに静止スタートで水中を頑張ってみた。今日はその3日後で、この時の筋力の発揮具合を体(神経)がまだ覚えていた様であり、それ程気合を入れずとも、スムーズに爆発的なスタートダッシュを決めることが出来た。このことは、O氏が言っていたことに繋がっている様だ。即ち、「オリンピックの準決勝等で、爆発的なラストスパートで今まで発揮したことの無いようなパワーを発揮すると、これを神経が暫くの間、記憶していて、決勝では、神経のリミッターシステムが少し緩んで、通常では発揮されない様なパワーが出ることがある(勿論、準決勝から決勝まで2日程度間が空き、体力が回復することが前提であるが)
本日のログはこれまで。