Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

2006-06-06から1日間の記事一覧

フォワードの終盤はソフトにスライドを減速しよう:

如何にゆっくりとフォワードしようとも、スライドの最後はキャッチに向けてスライドを止める必要がある。そのままの速度で前に出れば、ドスンとストレッチャーに勢い良く乗り、艇に余計な振動を与えるだけでなく、勢いが艇のピッチング運動に転換されて無駄な推進抵抗…

フォワード中、合成系は減速するのみ、減速をミニマイズしよう:

フォワード中は、ボートの合成系は推進力を得られないので減速するのみ。艇がフォワード中盤まで加速し続けるのは、ボートの総重量の約8割を占める漕手が、フォワードで船尾方向に移動するため、作用反作用(運動量保存の法則)により、艇がバウ方向に押し…

加速するには長く・強く水を押し続けること(ドライブ):

ボートの本質である合成系は、ブレードが水を押すドライブ時にのみ加速される。即ち、このドライブ時に如何に長く強く押し続けられるかでボートの加速が決まるということだ。ドライブフェーズについて正確に言うと、ブレードがエントリーされ、水を掴むまで…

Rowingは艇+漕手の合成系の速度を競うスポーツ:

Rowingを論じるときに、艇を速く進める競技という視点で論じられているものが多い。しかしながらボートに於いては、その総重量の約8割は漕手の体重であり、重量移動の観点からすれば、如何に漕手自信の体を速く進めるかのスポーツとも言える。(おやじはボー…

Rowing:艇・漕手・合成系の速度変化と効率的漕法

5月29日のログで「エイトを速く進めるために」と題した講演会について書いた。この中で重要なテクニックの一つとしてギャザーの話について少し触れた。これに対して「ギャザーって何だ?」というコメントを幾つか頂いた。 ここでは、おやじの考えるRowing運…