Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

2005-02-09から1日間の記事一覧

J)流体力係数Cnの変化:

最後にストローク中にブレードの流体力係数(ブレードの固定度合い)Cnを変化させるシミュレーションを行った。Cnの変化は、下記の3ケースで実施。: ストロークの全般に亘りCnを変化させた場合、 ストロークの前半でCnを変化させた場合、 ストロークの後半…

I)フォワード中の漕手重心移動(FWDの出し方):

次に、フォワード過程で、フィニッシュ直後、直ぐに重心を加速する、即ち、スライドを出すタイミングを早める場合についてシミュレーションした。Originalと今回のModifiedのケースの重心加速度の変化と艇速・効率のシミュレーション結果を下図に示す。低速…

H)ストローク過程の漕手重心移動(キャッチでの上体の使い方):

VPPでは、オールの振り角に対する漕手の重心移動の加速度変化を入力値としている。 先ず、ストローク過程での重心移動の変化に対する艇速・効率の変化をシミュレーションした。具体的には、キャッチ直後のドライブを脚だけを使って漕ぐOriginalのケースに対…

G)ハンドルを引く力:

それぞれのGroupにおいて、レートを固定したまま、ハンドルを引く力をOriginalに対して、−10%から+10%まで5%刻みで変化させて、シミュレーションした。Originalの状態に対して、艇速及び効率の変化を上図に示す。ハンドルを引く力を増加すると、系に対する入…

F) ハンドルの引き方(ストロークポイントの変化)

漕手がハンドルを引く力Fhは、オールの振り角θの関数としてVPPに入力している。このFhについて、 前半重視:キャッチからミドルまでのストローク前半において、Fhが比較的大きくなる様に漕ぐ。 後半重視:ミドルからフィニッシュまでのストローク後半…

パラメーター:

本日は、下記のパラメーターを変化させた場合の艇速、効率変化について解説する。 F) ハンドルの引き方(ストロークポイントの変化) G) ハンドルを引く力 H) ストローク中の漕手の重心移動(ボディースウィングのタイミング) I) フォワード中の漕手の重心…

木下研論文解説(その3):VPPを用いた漕法、オールの改良(後編)

木下研究室論文解説、その3、「ローイングVPP(艇速予測プログラム)を用いた漕法、オールの改良について」について、昨日の後編を纏める。