Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

2004-12-24から1日間の記事一覧

レース戦術に於ける脚蹴りの有効性:

脚蹴りは上手く決まれば、これほど達成感のある爽快な戦術はない。しかし、失敗した時のダメージが大きく、また、乳酸負債という脚へのダメージが残る両刃の刃でもある。先日の東大学部レガッタの2000m招待レースでは、おやじは脚蹴りの戦術を一切使わなかっ…

練習での脚蹴り:

新人向け:新人に脚蹴りを教えるときは、先ず最初に正しい脚蹴りの定義を教育することが肝要である。 一方、新人漕手は強く漕ぐことが中々実行できないので、練習の中で脚蹴り5本程度(未熟なクルーは、3本では決まらないし、10本は不可能)を時折、入れ…

レースでの脚蹴り活用例と、間違った使い方:

ハイレベルのエイトレースに於ける勝負は、クルーのシンクロナイゼーション度合いの勝負と言っても良い。従って、レース途中の戦術に対して、あれ?どうして?等と1人でも混乱したらそのクルーは100%の力を発揮することが出来ない。レースの戦術は出艇前の…

脚蹴りの難しさと失敗するとどうなるか?:

脚蹴りの定義に記載した通り、脚蹴りは全力で漕いで始めて脚蹴り足り得る。脚蹴りコールが入ったときにクルーの中で温度差が出て、脚蹴りを躊躇して全力を出さない者が1人でもいると脚蹴りは成功しない。この意味で、脚蹴りと言われた瞬間、良い意味でクル…

4連覇と脚蹴り(チョット脱線):

おやじの漕暦の中で脚蹴りが一番効果を発揮したのは東大が全日本選手権エイトで4連覇を達成した決勝レース。決勝は5杯レース(上の写真で、右から東大、一橋大、(トヨタ=見えない)、早大、法大)前日のインカレ決勝では東大が1Qを1艇身先行し、苦しみ…

脚蹴りが決まるとどうなるのか?

新人の長距離漕で脚蹴り合戦をすることはあるが、大抵の場合、ここで出る、勝負を決めるという場面で脚蹴りを入れる。勝負どころでの脚蹴りの本数は5本というのが一般的である。(1回に入れる脚蹴りが5本を越えると、ダメージでその後の水中が落ちる)お…

脚蹴りの定義:

おやじが東大ボート部に入ったばかりの頃、先輩のトレーナーから教えられた脚蹴りの具体的なやり方・定義は以下の通り: レースの勝敗を決めるのは、コンスタントの1本1本であり、脚蹴りは瞬間的な戦術に過ぎない。 脚蹴りのストローク中はストレッチャー…

脚蹴りについて(戦術と有効性)

今日は「脚蹴り」についておやじの考えを述べたい。