Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

Head of the Jinzu遠征記

11月4日、富山県漕艇場で開催されたHead of the Jinzuに参加した。

初参加なので、前日から現地入りして、借艇のリギング整備及びコーストレースをした上で本番に臨んだ。

以下、時系列に記す。

イカーでの移動

秋の行楽シーズン中、しかも3連休中のマイカー移動なので高速道路が大渋滞することが予想された。
そこで、5時起きして、素早く朝食を摂り、5時半に出発した。
今回はオールのみ持参し、艇は現地で借艇した。

自宅から10分弱で圏央道の寒川南ICに入る。圏央道は渋滞無しで八王子JCTから中央道に入る。
途中、上野原IC付近で少し渋滞気味になったが、その後はスムーズに走行。
自宅を出発してから2時間で下諏訪SA到着。気温8度。やはり諏訪は寒い。
 7時32分、諏訪湖SAから見える諏訪湖

松本ICで高速を降り、後は安房トンネル経由でひたすら富山県漕艇場へマッシグラ。
9時半頃に神岡スカイドームの道の駅に到着。ここで早めの昼食を食べた。
2年前に石川・富山のボート水域巡りをした際にも、ここで昼食を食べた。
昼食後、道の駅内・スカイドームに設置されたスーパーカミオカンデなどの展示物を見学。2年前に比べると大幅に展示物がグレードアップしていた。
ここで30分ほどニュートリノなどに関して勉強した。
 10時24分。スカイドーム内の展示(スーパーカミオカンデ内部の模型)
 10時34分、スカイドームの外観

食事も含めて1時間ほど滞在した後、神通川へ向かった。

結局、5時間半で現地到着。

因みに、11月4日(3連休最終日)の復路は、初狩IC辺りから首都圏に向かう上り線は大渋滞。
トイレ休憩や食事買い物以外はノンストップで運転し続けたが、結局、8時間かかった。(12時に富山出発。自宅到着は20時)
余談だが、余りに混雑するので、上野原ICで下りて、下道をトライ。しかし、下道の方が更に酷い渋滞だったので直ぐに引き返して再び中央高速へ。
しかし、IC最寄りのコンビニで、トイレ休憩と夕食(パンと飲み物)を手早く調達できたのは怪我の功名だった。
上野原で一度高速を下りたことによる高速代の追加は210円であり、高速でSAやPAを利用した場合の追加時間(恐らく30分近く?)やSA内での高い食料品価格を勘案すれば、逆に時間と費用の節約になった様に思われる。
上野原ICから先は、比較的動きがスムーズで、ノロノロ運転ではあるが然程渋滞せずに走る事ができた。

現地で借艇・リギング:

オールは持参しましたが、シングルスカル艇は現地借艇。
桑野製の規格艇だが、2017年建造の殆ど新艇。Good!
 11時31分、借艇した TOYAMA M1X-2号
 同艇の銘版

まず、リギング調整。
規格艇なのでリガーはL板方式。
L板方式のリガーは、L板のボルト取付部は、クラッチ軸の全後傾が±2度ほど任意に動く遊びがある。(全て溶接構造のユーロタイプは遊びが無い)
故に、L板方式では、ピンの前後傾0度を設定するのに、少々手間が掛かる。艇が水平な地盤の上に置かれていれば、作業しやすいのだが、艇庫前の広場は水辺に向けて1~2度程度傾斜しているため、ピンの垂直を出すのがなかなか難しい。
結局、水平に置ける艇庫内に艇を置いて、ピン角0度を設定した。何だかんだでリギング調整に1時間半掛かった。(その内、ピン角調整が30分ほど)
 13時15分。リギング完了。

しかし、確りリギング調整したので、W.Upがてらのリギング確認乗艇は上々だった。
リギング試乗の結果、ハイトが若干低めだったことと、レールのワークスルーが少し長すぎてレールが脹脛に当たって痛かったこと、また、B-sideクラッチのゲート口が小さく、オールのフェザーターンがやりにくかったので、一旦揚艇してこの点を微調整した。(B-sideはハイトを高くしているので、オールの水面に対する傾斜が大きい為、ゲート開口を大きめにする必要あり)
以下、今回設定したリギング値は以下の通り:

  1. オール:マイオール(Croker S39soft, Arrowブレード)全長285.5cm, インボード86cm
  2. シングルスカル艇:桑野製規格艇。設計体重75kg、艇重量15.6kg (自艇より1.5kg重い)
  3. リガースパン:158.9cm
  4. ワークハイト:S 15.8cm, B 18.8cm
  5. ピン角:全後傾0度、外傾:1度程度? クラッチブッシュ:4度
  6. ストレッチャーボード:42度
  7. Heel Depth 14cm
  8. Pin to heel 30cm
  9. レールワークスルー:11㎝(10cmでも良かったと思う)

HOJコーストレース:

先ず、コース図を使って、大会主催者の寺下さんにコースの概要を説明頂いた。
 13時46分。レースコース図。(私が後刻追記した部分あり)

 14時37分。岸蹴り前の艇。

コーストレース時にGOPROをネックマウントで装着し、トレース中に船尾方向の景色を動画に撮った。
ほぼ無風のベストコンディションのなか、気持ちよくコーストレース出来た。
コースの要所を編集した動画をYoutubeにアップした。
20191103 HOJコーストレース要点抜粋版
https://youtu.be/a-I3yJnk7_Q

風光明媚な神通峡の様子が良くわかる。

 15時07分、HOJ折り返し地点の少し上流にある綺麗な滝
 15時51分、コーストレースを終えて。

M1X オープンの部(マスターズの部)で優勝:

Head of the JinzuのM1X オープンの部(概ねマスターズの部)に出漕した。
レーススタートの25分ほど前に岸を蹴り、桟橋前のW.Upコース(300m弱)でW.Upした。(定番W.UPメニューで3km弱)
レース発艇は30秒間隔。一方、レース区分毎に5分弱の間隔が開けられた。
私はオープンの部のトップスタート。後続は鴨井さんと佐藤さん(二人ともWMG60'sのメンバー)
優勝する為には、彼らを引き離せばよい。
トップスタートだとライバルとの艇差を確認できるので有利だ。
二人がカーブで大きく膨らんで距離を損しているのが見えた。
往路はSR24から入った。序盤のペースは2'14"/500mだが、その後徐々に艇速が鈍り、往路の中盤は2'23"/500m程度。恐らく、上流に行くほど流れが速くなるためだろう。
体が温まってくると、レートが上げやすくなるので途中から少しずつレートを上げて行き往路の後半はSR25.5まで上がった。
折り返しは、折り返しブイの近くで最短コースで折り返した。
後続の二人を見ると、折り返しで大回りして、タイムをロスしていた。(HOJは、折り返しの時間もレースタイムに含まれるので折り返しのテクニックも重要)
この折り返しだけで、30mから40m余計に引き離した様に見えた。(タイムにして10秒程度か?)
この折り返しのテクニックの差で、勝利を確信できた。
一方、出来るだけタイムを改善したいので、復路でも徐々にレートを上げていった。
折り返し直後はSR25.5だったが、その後、SR26, SR26.5と上げ、大きなカーブを抜けたラストの直線コースではSR27まで上げた。
ラストはSR30でスパートして終了。
結局、後続とは1分以上差が開いた。(もともと30秒間隔スタートなので、タイムで30秒以上差を付けたということ)

前日のコーストレースの成果を出すことが出来、初出場で優勝することが出来た。(^^)/
尚、オープンの部の上位3名は、WMG60'sのメンバー。これまた嬉しい結果。
 M1Xオープンの部、入賞者3名

因みに、私のタイム(34分20秒)は大学生、高校生、そして中学生を含めた全体順位で22番目だった。
(大学生女子スカラーの優勝者に僅かにタイムで負けたのが惜しまれる)

楽しい遠征だったので、来年もチャンスがあれば参加したい。(来年は女子の優勝者より良いタイムを出したい)

 8時07分、開会式後にレースコースが説明された。
 8時50分、レース直前の艇庫前広場の様子。100艇近い艇が馬置きされている。
 10時26分、レース終了後の艇。(M1X-2号)少し重量は重いが漕ぎやすい艇だった。
 11時06分、宿泊棟から見た富山県艇庫と神通川

 M1Xオープンの部の優勝賞品(エコバック)

 M1Xオープンの部のレース結果(オープンの部は8名参加)
 M1X一般の部のレース記録
 W1X一般の部のレース記録
 W1X中学生の部のレース記録
 M1X高校生及び中学生のレース記録

<その他:参考まで>
 富山国際大学の艇には、未明乗艇用?のライトが装着されている。プラスチックプレートに小さな懐中電灯を括り付けたもの。これはなかなか良いアイデア
 瀬田漕艇クラブの安達さんお手製のバックミラー。なかなかよく出来ている。これを付けていれば後ろを振り返らずに漕げるらしい。
 同上

以上

ERGO B1 60分漕

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今日も自宅でERGOトレーニングを実施。

昨日、久しぶりにERGOトレーニングしたが、背中の肩甲骨周りの筋群が疲労して筋肉痛となった。

やはり、ERGOは負荷が高いのと、乗艇とERGOでは腕の使い方が異なるためだろう。

肩甲骨筋群の筋肉痛の原因を考察すると:

  • 乗艇:フィニッシュでの押し切り後、ブレードをクリーンにリリースするため、ラストレンジ15㎝程度は腕を脱力してハンドルをタップダウンする必要がある。このため、フィニッシュのラストレンジは腕は殆ど出力していない。(要するに乗艇では、フィニッシュのラストレンジはフォロースルーしている)
  • ERGO: ブレードリリースする必要が無いので、フィニッシュのラストレンジまで、腕も確り出力して引ききる事ができる。その方が出力が上がってスコアが良くなる。この結果、ラストレンジで腕も確り出力させるために、背中の肩甲骨周りの筋群を使って腕(肘)を後ろに引いている。

ということで、ERGOを漕ぐと、肩甲骨周りの筋群に確りと負荷が掛かる。
結果、久々にERGOを漕ぐと、この肩甲骨周りの筋群に筋肉痛が発生する。

さて、今日のメニューはB1 60分漕。
ペースの目処はSR17で2'08"/500m以内。

結果は写真に示す通り、目処をキープ出来た。
ラスト2分半は、レートを20+まで上げてペースアップ。ラストスパートを入れて終了。

トータル14218m, Ave.2'06.6/500m。

まあまあ。

尚、今日は良く晴れて10時頃には20℃辺りまで気温が上昇。
この結果、汗が多く出て床が汗で濡れた。

やはりERGOトレーニングは15度以下の寒い日が良い。

以上

MR大会に向けてERGOトレーニング開始

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今年の全国MR大会の関東大会は、12月22日に開催される。

このところ、少し気温が下がってきたので、MR大会に向けて、今日からERGOトレーニングをスタートした。
最初は60分のB1 UT漕から行おうと思ったが、11月4日のHead of the Jinduに遠征するので、先に高負荷のトレーニングを行うことにした。
今日実施したのは、250m x 12set(Rest 2分)のスピードトレーニング。

今年度初めてのERGOトレーニングなので、MAXではなく、少し軽めのペースで行った。
昨年11月中旬に実施した250m x 12の記録はAve.1'37.8/500mだったので、今日は1'38"/500mを目処にトライした。

結果は、写真の通り、12発平均で1'37"77/500m。昨年と殆ど同じだった。(約3週間後にMAXで実施した際のAve.は、1'36.45/500m, SR36)
レートは少し高めで、平均35。

これを2000mに換算すると、1'37"77 * (2000m/500m)^(19/18) = 7'02.4。
昨年度の2000mベスト:6'57.2に対する負荷率は:

(7'02.4 / 6'57.2)^(-3) = 96.4%

初回としてはまずまずの出来か。

明日はB1 UT 60分漕を行う予定。

荒川で2000mTT実施


11/4(月)、富山県漕艇場で開催されるHead of the Jinzuに出場する予定。
現地で借艇するが、オールだけはマイオールを車に積んで持参する予定。

そこで、今週は平日トレーニング2回の内、1回は乗艇、1回をERGOとする。
天気予報を見ると、今日は雨天。

雨天だと、自宅のエルゴが置かれた部屋が物干し部屋となるため、ERGOはNG.
ということで、今日はマイカーで戸田へ行き、スカル乗艇と併せて、オールを回収してきた。
今日のメニューはB2 UT漕と2000mTT。

平日の朝は、東名自動車道の東京IC付近が混雑しており、自宅から戸田まで2時間ほどかかった。

荒川は増水影響が治まりつつあるとは言え、未だ、増水の影響が残っている。
戸田コースが2000m開放ならコースで乗艇しようと考えたが、既に500m地点のゲートは閉じられていた。

ということで、今日も荒川で乗艇した。

8時40分頃に岸を蹴った。水位は1.94mAPで、岸蹴り場の上から5段目がギリギリ水面上に出ていた。
この時間帯は下げ潮。
水の濁りは少し改善していたが、未だ白く濁っていた。
流れの方は二日前より治まっているものの、0.5m/秒程度の流速があった。

いつもの通り、W.Upの後、笹目水位塔からUTに入った。
今日はSR20程度のB2漕。
流れが未だ残っており、若干漕ぎ難さがあった、
GPSの表示艇速は3'00"~3'05"/500m程度。
大曲より上流は水深が浅いので流速が速く、GPS表示艇速は3'10"~3'15"/500mまで落ちた。

幸い、乗艇中は小雨になり、快適に乗艇することが出来た。

秋が瀬で折り返し後は順流・順風。GPS表示艇速は2'08"/500m程度となり、気持ちよく漕げた。

大曲まで下ったところで、本日のメインメニュー:2000mTTを実施。
順流・順風なので、GPS SpeedCoachの示す艇速は非常に良い値を示し、モチベーションアップになった。
基本的にGPSモニターは距離のみチェックし、レートや艇速は、極力見ない様にして漕いだ。
レートはSR28以上をキープする様に心掛けた。

順流なので、艇速は常時2'00"/500mを切るペースとなった。
4Qはレートを30まで上げてペースアップ。

自宅でSpeedCoachのメモリーをチェックしたところ、2000mのタイムは7'35"と夢の様な記録だった。しかしこれは順流の影響によるもの。
川の流速を0.45m/sとして流れの影響を除外し、静水ベースに換算すると、2000mの平均ペースは2'06"/500m, SR29.7, DPS 8.00m。
静水換算の2000mSSタイムは、8'27"程度。

東日本選手権M1X Heat E (10:46発艇)の組み合わせ

東京都ボート協会のHPに拠れば、私の出漕するレースの組み合わせは以下の通り:
対戦相手の大学生の大半は、今回の全日本新人選手権に出ていた若手スカラー。彼らの新人戦でのタイムも参考までに記載する。

  1. 東大淡青会(氏家)(全日本社会人での記録:8'28")
  2. 成蹊大学(宮崎)8'13"
  3. 東工大(内田)8'18"
  4. 医科歯科大(佐藤)8'26"
  5. 茨城大学(菊池)8'05"
  6. 成城大学(佐野)

東日本選手権で、大学生スカラーを食うには、後、10秒程度改善する必要あり。
挑戦目標のタイムは8'15"当りか? 何とか達成可能な範囲なので、頑張ってみたい。


<写真>
8時40分、岸蹴り。荒川水位@笹目:1.94mAP (上から5段目の石段が水面上)気温15度

 9時40分、秋が瀬到着。荒川水位@笹目:1.76mAP (10分当り△4cmの水位低下)

 水面は依然として白濁しているが、二日前より大分濁りが治まっている。

 10時22分、着岸直前。岸蹴り場の150mほど下流に金属製構造物(恐らくトラックの貨物室)が漂着している。(乗艇には支障なし)

岸蹴り場前の暗礁情報:

荒川の岸蹴り場前の川底に暗礁が確認されたと、情報を得た。
場所はモーターボート用スロープの30m下流、護岸から20mほど沖の川底。(岸蹴り場に着岸する際のアプローチコースの下辺り。)
昨日の13時過ぎ、荒川の干潮時、笹目水位で0.87mの時に、テトラポッド状のモノが水面に顔を出していたと言う事。
また、岸蹴り場前の川底にも流木が着底しているとの事。
これらを撤去して安全が確認される迄は、笹目水位で1.3mAP以下での離着岸は危険を伴う。
目安としては岸蹴り場の石段の上から7段目が水面上に出たら、暗礁に乗り上げるリスクがあるという事だ。
 10月26日の岸蹴り場前の映像。岸蹴り場の30m程下流、岸から20m位の所に渦が湧き出していて、暗礁が出来ていることを示唆している。

以上

2019-10-27 1週間ぶりに荒川で乗艇

荒川は前日よりも水位が1mほど下がり、満潮で2.4m、干潮で1.2mAP程度となった。

流れの速さも少し治まってきたので、午前中、荒川でシングルスカルを漕いだ。

流れが治まりつつあるとは言え、大曲から秋が瀬迄の間(川幅が狭く、水深も浅い)は、流れが速く、UT漕で上りは4'00/500m, 下りは2'00/500mと言う感じだった。
(右側航行しているので、上りは流速の早いアウトカーブ、下りは流れの緩いインカーブを通るので流れの影響は、上りの方が大きい)

復路は、今回も外環自動車道からHOAのコーストレースを行った。
強めの順流に乗り、埼玉県漁協係留所前までは、1'55"/500mを切る夢の様な凄い艇速で巡航出来た。
しかし、笹目川(笹目水門の内側)に退避していた漁船が、次々に係留所に戻ってきて、その曳波にやられてペースダウン。
笹目水門から、再び、艇速を戻したが、今度はウェイクが上がってきて、その曳き波を食って、スピードダウン、ガッカリだった。

流れが速かったこともあり、途中でペースダウンしながらでも21'23"(Ave.2'02"/500m)という素晴らしいタイムだった。(笑)
(曳波影響を除外すると、Ave.1'59"/500mだった)

尚、下げの流速を0.75m/秒と仮定し、静水換算した艇速は2'25"/500mで、過去数回行っているHOAコーストレースでの静水換算と同等だった。

8時23分、岸蹴り。荒川水位@笹目:1.96mAP

9時36分、秋が瀬到着。流れ速く、岸蹴りから1時間10分強掛かった。荒川水位@笹目:1.68mAP

秋が瀬の左岸サイド
 秋が瀬の右岸サイド

20191027 荒川・秋が瀬の濁流(9時半頃)
https://youtu.be/4-qDT2NZaac

 10時17分、岸蹴り場に着岸。荒川水位@笹目=1.53mAP。2時間の乗艇中に40㎝水位が下がった。6段目が干上がっている。最も泥が多いのは上から4段目。6段目以下はウェイクの曳波で石段の泥がが洗われて綺麗になっていた。

尚、以下の動画に示す通り、岸蹴り場の30m程下流、岸蹴り場側の岸から20~30mほどの水面に、下から湧き上がるような渦が発生している。
恐らく、ここの川底に大きな漂流物(大きな流木か、小屋の構造体など?)が着底し、これに川の流れが当たって渦が発生している模様。

危険な暗礁となっている可能性があり、水位が下がった際に、暗礁の有無を確認すべきと考える。

もし、危険な暗礁になっている場合は、荒川下流河川事務所に通報して、暗礁を撤去して貰う必要がある。

20191026 10時過ぎの荒川の濁流
https://www.youtube.com/watch?v=N6GfDARTxic

以上

大雨で荒川が再び増水

台風19号の豪雨で大増水して泥が分厚く堆積した荒川の河川敷。
20日(日)に人海戦術で、岸蹴り場の上から6段目まで泥流しした。
しかし、22日の大雨、そして昨日の豪雨により、再び荒川が増水した。
水位は3.65mAPまで上がり、岸蹴り場の石段に再び泥が堆積してしまった。

今日は、新人戦レースを観戦するために戸田に行ったが、合間をみて岸蹴り場の様子を見に行った。

丁度、水位が少し下がり(3mAP)、上から3段目まで干上がっていた。
2段目と3段目に泥が堆積していた。
幸い、まだカレーのルーの様な状態なので、たやすく泥流しできると判断。
そこで、道具と取りに行き、泥流し作業を行った。(先週以来、これで何度目か?トホホ。。。)

今回は、東大の若手コーチ:柳井さんも加勢してくれて30分程度で作業を終えた。

4段目以下については、水位が下がってから泥流しする必要がある。

<動画>

20191026 10時過ぎの荒川の濁流
https://youtu.be/N6GfDARTxic

20191026 10時半過ぎ、岸蹴り場の状況
https://youtu.be/MflMXdG4X7g

<写真>

 10時13分、岸蹴り場の上段に泥が堆積

 10時15分、上流側の石段にも泥が堆積

 10時48分、泥流し開始。今回は水位が下がって直ぐだったので泥が柔らかかったのでワイパーブレードで掃きだした。

 11時11分、今回は東大若手コーチの柳井さんも作業してくれた。

 水中にある4段目の泥も下に落とした。

 作業後の状態。この程度落とせば、後は乾燥・風化により自然と泥は消えてゆく。

 作業者2名の写真

 13時35分の岸蹴り場。水位が下がり、4段目が見えている。4段目も上手く泥が流れていた。(パルテ会エイトが濁流の中を出艇していた。。。)

以上

2019-10-23 快晴の戸田コース

 8時32分、快晴の戸田コース

前日、10/22(火)は強い低気圧の通過により、強い雨と風が吹き、乗艇が出来なかった。10/23(水)は朝から快晴となった。
と言うことで、朝から戸田へ行った。

荒川は増水・濁流につき、断念:

初めは荒川で漕ぐつもりで艇を担いで岸蹴り場迄行ったが、濁流で流れが速く、また、岸蹴り場の石段(上から6段目と7段目)に再び泥が堆積していた。そこで荒川での乗艇を諦めて引き返した。

20191023 1X 荒川へ陸送するも増水・断念 荒川水位:1.3mAP(ほぼ下げ止まり)
https://youtu.be/rdi2KPHN4M0

Good Conditionの戸田コースで乗艇:

幸い、戸田コースは空いていたので、コースに出艇した。
金曜日から新人戦が始まるので、各地から遠征してきたクルーが乗艇していた。
ただ、戸田を拠点とするチームの学生は授業に出るため、朝は8時迄には揚艇していたので、8時半以降に出艇していたのは、ほぼ遠征クルーだけなのでコースは空いていた。

今回のメニューはB2 UT(7km)と、1000m x 4セット(rest 500m ノーワーク)。

B2 UTの平均艇速は、2'25"0/500m, SR20.7と、今年度としては最も良い艇速を出すことが出来た。直近のB2ベストは2/19(SRD搭載)の2'25"9/500m, SR20.5だったので、0.9秒/500mの改善。ストレッチャーを600g軽量化(SRD→ノーマル)した効果が出ている模様。

1000m x 4の方は、レートをSR27以上キープを狙って漕いだ。ストレッチャー(艇)の軽量化で、レートを上げやすくなり、概ねSR28以上をキープ出来た。
若干西よりの横風が吹いていたが、概ね無風に近いコンディションだった。
1000m 4本の平均艇速は、2'10"4/500m SR29.3と、前回(7/19)実施した1000m x 4の静水換算平均艇速:2'11"7/500m, SR28.6より1.3秒/500m改善出来た。今回の艇速を2000mレースに換算すると、8'41"となる。

やはり、高レートで漕ぐ際に、艇が軽い方がレートを上げやすく、結果として艇速が改善する事が分かった。
もっとも、競漕規則の下限重量14.0kgギリギリまで軽くなったので、ルール上、これ以上の軽量化は出来ない。


<動画>

20191023 1X Pond乗艇 岸蹴り&W Up
https://youtu.be/MvmqCydczIQ

20191023 1X Pond乗艇 W UpRP10 & SS, B2 UT
https://youtu.be/IFsDh4aWqkk

20191023 1X Pond乗艇 B2 UT 後半
https://youtu.be/3rzpbIZ2vT0

20191023 1X Pond乗艇 1000m x 4 No 1
https://youtu.be/68klzV455bg

20191023 1X Pond乗艇 1000m x 4 No 2&3
https://youtu.be/3854ByEydLI

20191023 1X Pond乗艇 1000m x 4 No 4
https://youtu.be/81UYP2eqi5c

20191023 1X Pond乗艇 着桟→艇庫まで
https://youtu.be/4T3mkTlfUxs

乗艇後、荒川の岸蹴り場へ行き、泥流し実施:

スカル乗艇の後で荒川に行き、岸蹴り場の石段(上から6段目)の泥流しをした。
因みに、6段目が冠水するのは、荒川水位:2mAPの時。荒川水位データベースを見るに、今回の大雨で荒川が2mAPを越えていたのは10/22 12時から10/23 02時までの14時間。
6段目に堆積していた泥の厚さは1cm程度。即ち、石段が濁流で冠水すると、14時間で1㎝程度泥が堆積するということ。
上記仮定の下で、岸蹴り場前の川底に堆積した泥の厚みをザックリ計算すると:

10/13の0時から10/24の24時までの12日間(288時間)に、川底に堆積する泥の厚みは、288H * (cm/ 14H) = 20cmとなる。
これに加えて、石段に堆積した泥を人力で川底に落としたので、この分も加算される。
今回の台風が来る前に、既に5cm程度の泥が堆積していたので、現状、岸蹴り場前の川底に堆積している泥の厚みを計算すると:

元の堆積:5cm + 12日分の堆積:20cm + 石段から落とした泥:5cm程度? ≒ 30cm

ということで、現状、岸蹴り場前の川底には30㎝程度の泥が堆積しているものと推察される。

週末迄には、濁流が治まってほしいものだ。

 10時44分、土手の石段最下段。この段には泥が2㎝ほど堆積している。滑るので少し危ない。

20191023 荒川岸蹴り場の状況(動画)
https://youtu.be/7dx5qne8m0k

 10時45分。岸蹴り場の上から6段目。10/22の大雨増水で再び泥が堆積。荒川水位:1.5mAP

 10時47分。泥流し作業。

 11時02分。泥流し完了。

以上